日本系のCRH2Aは,座席の前後間隔(seat pitch)が日本並みに広い。全て1等。
San Franciscoの郊外電車BARTの座席にちょっと驚いた。二人掛け座席が進行方向に並んでいるのだが,各座席は窓側の壁面のみに固定・支持されており床や天井から浮いている。床に支柱足を立てたり天井からポールで吊る方が力学的には圧倒的に無理がない。片側で支えると,てこの原理で通路側の重量や衝撃は何倍にもなって壁の固定部にかかる。(壁の下部固定位置から上部固定位置までの距離と,通路側までの距離との比率により決まる。)しかもここはアメリカの公共空間だ。それなのに敢えて片側のみで支持するのは,清掃の利便性を優先させたのか,あるいは座席の配置変更を想定したのか,理由は分からない。なお,BARTは結構高いので,二人以上ならたいていUberの方が安くなるだろう。